2025年度第3四半期Instagramトレンド(feat.SocialMore)
- SK
- 11月13日
- 読了時間: 8分
更新日:12月19日
’水曜日’に最も多いコンテンツ消費でDMの送信が増加
時間帯別DM送信反応、デイリーサイクルと類似

下半期が始まりインスタグラムにも様々な変化がありました。代表的には新規機能であるリポスト機能の公式導入とiPad専用アプリのリリース、そして、コンテンツの相互作用を強化するための位置共有機能の導入と否定的な問題も注目されました。また、未成年ユーザーのアカウントに対する機能制限など、インスタグラムプラットフォームの変化とイシューがありました。
第2四半期には韓国大統領の弾劾や選挙などの社会的イシューがSNSにも影響を及ぼしましたし、天気の影響によって雨の日の余暇時間にインスタグラムの使用量が増加するなど、興味深いインサイトが確認できました。
そして、第3四半期は夏期休暇シーズンのため野外活動が増える時期で、このような第3四半期のインスタグラムトレンドをソーシャルモアの利用データーで整理してみました。データーを基盤とする第3四半期の変化とトレンドを見ていきましょう。
1.時間帯別DM送信反応、デイリーサイクルと類似
2025年度第1四半期からの時間帯別DM送信トレンドを見てみると一定の曲線周期を示しています。朝起きて日課を始めるために移動する時間帯である6時から10時までコンテンツの消費が増加しました。昼時間帯は昼から夕方まで継続かつ安定的な流入パターンが続きました。以降20時から22時まで大きい幅でコンテンツの消費が行われ、0時を過ぎてからこそ減少する流れが見えました。

※出典: ソーシャルモア利用約3,600個のアカウント、25年第3四半期データー(25.07.01~25.09.22)
このようなDM送信は学生と社会人のデイリーサイクル(生活パターン)と非常に似ていると言えます。大半の人々は夜と夜明けの間に睡眠、朝に準備と移動、昼に業務や学業などの日課を過ごし、夕方の遅い時間から余暇時間を過ごすサイクルを持っていました。このようなパターンから日課後の余暇時間帯にインスタグラムの活動が集中することが理解できます。

※出典: ソーシャルモア利用約3,600個のアカウント、25年第3四半期データー(25.07.01~25.09.22)
加えて、時間帯別の曜日間DM送信割合を見ると、金曜日は夜中の2時から朝8時の間のDM送信割合が他の曜日に比べて高く集計され、土曜日の場合、8時から11時に送信された割合が他の曜日に比べて高く持続しました。日曜日の場合も昼以降の割合が終始高く、他の平日の日課時間と違うパターンを見せました。特に月曜日は週末が終わって日課が始まる曜日で、9時から17時まで他の曜日に比べてDM送信割合が低かったです。
2.水曜日はコンテンツアップロードに適している日⁉
グローバルデジタルマーケティングとソーシャルメディアトレンドを分析するSprout Social BlogとHootsuiteが公開したレポートでは、ユーザーのSNSメディア利用時間に関するパターンと曜日別の利用率を提供しています。2025年度のレポートでは、ソーシャルメディアにコンテンツをアップロードすべき曜日は水曜日だと共通的に語っています。レポートで分析した内容では、高い参加率が見られたのが水曜日で、特に午前10時から午後4時までの区間がインスタグラムで最も高い参加率が見られた時間帯であると提示しています。
正確な原因は提供していないために予想をしてみると、水曜日は一週間の中間点で、多くのブランドやインフルエンサーが広告やマーケティングを水曜日に開始、金曜日に終了する戦略を取ることが多く、水曜日が相対的に混み合わなかったという点です。また、水曜日は平日の真ん中で、業務と休憩の転換が必要な時点であるというのも影響したかもしれません。

※出典: ソーシャルモア利用約3,600個のアカウント、25年第3四半期データー(25.07.01~25.09.22)
今回のソーシャルモア第3四半期トレンドでもDM送信数が最も多かったのは水曜日と集計されました。第2四半期には日曜日が天気の影響で平均送信数が最も高かったですが、今回は水曜日が他の曜日と比べてDM送信の割合が高く、顧客のコンテンツ消費と参加が活発であったと確認できました。第2四半期と同じく、8月も毎水曜日に雨が降っていましたが、このような天気の影響もコンテンツの消費・参加と関係があると考えられます。
3.夏のバカンスと一緒に動いたDM送信パターン
7月末から8月頭は本格的な夏バカンスシーズンで、数多くの人々が休暇に入り、SNS活動が一時的に減る時期です。実際にソーシャルモア利用アカウント全体のデーターを確認したところ、この期間中DM送信数が多少減少する動きが見られました。つまり、ブランドとインフルエンサーもこの時期は活動が減り、SNS活動をするユーザーたちもSNSより休息と旅行に集中すると考えられます。

※出典: ソーシャルモア利用約3,600個のアカウント、25年第3四半期データー(25.07.01~25.09.22)
夏期休暇が終わって日常へ復帰する8月上旬から中旬まで、インフルエンサーとブランドはマーケティングとプロモーション活動を再開し、ユーザーもコンテンツ消費を再び開始することによってDM送信数が上昇する推移を見せました。しかし、9月に入ったらDM送信数は徐々に下落し、これは夏バカンスシーズンが終わって一時的に増加した活動量がまた日常水準に調整された結果としてとらえることができます。第2四半期ソーシャルモアトレンド分析と比較してみると4~5月が9月と似ている推移を見せました。
つまり、第3四半期には夏バカンスシーズン前後でSNS活動が増加し、バカンスシーズン中に多少減少してからまた日常化したと言えます。以上のことから季節関連のシーズン影響がソーシャルモアアカウントのDM送信パータンからも見えたと確認できました。
4.フォロワー中心戦略 VS 新規流入戦略
2025年第3四半期のDM送信上位アカウントを分析した結果、単純にカテゴリーによってフォロワーとノンフォロワーの割合が変わるわけではありませんでした。むしろ同じカテゴリーの中でもどのようなコンテンツ戦略を立てるかによって戦略比重の差がはっきり見えました。
例えば、「趣味生活」カテゴリーではフォロワー対象の送信割合が86%と非常に高かったです。あるアカウントは、キャンピングに関する「各地域別のキャンピング場所情報」、「キャンピング関連の製品」、「地域グルメ」などの多様な情報をコンテンツで見せることでレジャー趣味生活を共有し、ノウハウを提供しました。フォロワー中心の経験共有コンテンツを主に扱うことでコミュニケーションを強化しました。

※出典: ソーシャルモア利用約3,600個のアカウント、25年第3四半期データー(25.07.01~25.09.22)
一方、「不動産コンサルティング」カテゴリーではノンフォロワー対象の送信割合が74%と高かったです。あるアカウントは不動産仲介業と関連したコンテンツを扱いながら、成功的な不動産投資戦略、政府補助金及び各種の支援制度など、財テクにつながる様々な情報も一緒に提供し、フォロワー誘導よりは新規流入と潜在顧客に到達するための戦略を選択しました。
フォロワーとノンフォロワーの割合はカテゴリーの特性より、そのカテゴリーの中でどのようなシナリオ戦略を立てるかによって大きく異なります。フォロワーとの関係強化を優先するアカウントはフォロワー対象のDM送信割合が高く、逆に新規流入を目標とするアカウントはノンフォロワー対象のDM送信割合が高いという点を忘れないでください。
🔎 用語説明 不明: フォロワー区分設定でDMが送信されたが、基本メッセージがクリックされなかったためフォローの有無が確認できない状態
5.第2四半期より少ない平均DM送信(9,080件)
素材1個別のDM送信数が最も多いTOP100を分析した結果、今期で最も多い送信を記録した素材は60,900件のDMを送りました。なお、直前の第2四半期で最多送信を記録した素材の送信数は43,000件で、今期は特定の素材がユーザーとの関係形成と反応を引き出すことが多かったです。

※出典: ソーシャルモア利用約3,600個のアカウント、25年第3四半期データー(25.07.01~25.09.22)
しかし、全体的な流れを見ると違いがありました。TOP100個の素材の平均DM送信数は今期9,080件で、第2四半期平均の15,665件に対して約58%減少しました。一部の影響力のある素材が高い反応を記録しましたが、全体的には平均送信の成果が減少したわけです。
このような結果は単純にコンテンツの影響力によるものとは言えず、季節的要因とも結びつけられます。7月と8月のバカンスシーズン中、ユーザーの参加率が低くなっていたためです。全体的な素材平均送信は夏期休暇特需と季節的変化による減少と解釈できます。
2025年度の第3四半期、ソーシャルモアで調べたインスタグラムトレンド分析はユーザーの生活パターン、曜日・時間帯、季節的イシュー、そしてアカウント別のコンテンツ戦略によって明確な差が現れることが確認できました。特に水曜日のような平日のピーク時間帯、夏期休暇前後の季節要因、そしてフォロワー中心戦略と新規流入戦略の差別化した運営方式が重要な変数でした。いつ、どこに、どのようなコンテンツをどう発信するかが成果を出すための核心という点にぜひご注目ください!
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