Instagramの「ティーンアカウント」とは?仕組み・制限をわかりやすく解説
13〜17歳に自動で適用されるInstagramの保護設定!
2026年5月からは、13歳以上向け映画の基準を参考にした新ルールに!

「急にアカウントが非公開になった」「設定を変えようとしたら保護者の承認が必要と表示された」。最近、こうした声を耳にすることはありませんか?
これは、Instagramの「ティーンアカウント」によるものです。日本では2025年1月から導入が始まり、2026年5月には保護機能がさらに強化されました。10代のユーザー本人や保護者はもちろん、若い世代に向けて情報を発信する企業やクリエイターにとっても、知っておきたい仕組みです。
今回は、ティーンアカウントの基本から最新のアップデート、そしてアカウント運用への影響まで、わかりやすく解説します!
ティーンアカウントとは?
ティーンアカウントとは、13〜17歳のユーザーを対象に、安全のための設定が自動で適用されるInstagramのアカウントのことです。本人が申請して使う機能ではなく、対象年齢のユーザーには、新規登録時に自動で適用され、既存のアカウントも順次移行の対象となります。
もともとは2024年9月に米国・英国・オーストラリア・カナダで提供が始まり、同年末までにEU域内にも拡大されました。日本では2025年1月21日に導入が発表され、対象ユーザーへの適用が始まりました。現在はInstagramだけでなく、FacebookやMessengerにも広がっています。
項目 | 内容 |
対象 | 13〜17歳のユーザー |
適用方法 | 自動適用(本人の申請は不要) |
日本での導入 | 2025年1月から順次 |
最新のアップデート | 2026年5月:13歳以上向け映画の基準を参考にした新コンテンツ基準 |
18歳になると | 通常のアカウントへ移行 |
Metaは、保護者が抱える「子どもが誰とやりとりしているのか」「どんなコンテンツを見ているのか」「利用時間は適切か」という悩みに応えるために、この仕組みを設計したと説明しています。
ティーンアカウントで変わる6つのポイント
ティーンアカウントでは、主に次のような設定が標準で適用されます。
① 非公開アカウント
アカウントは非公開(鍵アカウント)が標準になり、新しいフォロワーは本人の承認が必要です。フォロワー以外のユーザーは、投稿を見たり反応したりすることができません。
② メッセージ(DM)の制限
最も厳しい設定が適用され、自分がフォローしている相手や、すでにつながりのある相手からのメッセージしか受け取れません。知らない人からのDMは届かない仕組みです。
③ タグ付け・メンションの制限
ティーンユーザーをタグ付け・メンションできるのは、本人がフォローしているアカウントだけです。
④ コメント・DMのフィルタリング
いじめ対策として、最も制限度の高い「非表示ワード」が自動で適用され、コメントやDMリクエストに含まれる攻撃的な言葉がフィルタリングされます。
⑤ 不適切なコンテンツの制限
発見タブやリールなどで表示されるコンテンツが制限されます。2026年5月からは、より厳しいコンテンツ基準が適用されています(詳しくは後ほど解説します)。
⑥ 利用時間のリマインダーとスリープモード
1日の利用時間が60分を超えるとアプリを閉じるよう通知が届きます。また、午後10時から午前7時まではスリープモードになり、通知がミュートされ、DMには自動返信が送られます。

また、設定を変更できるかどうかは年齢によって異なります。16歳未満のユーザーが保護を弱める方向に設定を変更するには、保護者の承認が必要です。 一方、16〜17歳のユーザーは、一部の設定を自分で変更できます。
保護者ができること(ペアレンタルコントロール)
ティーンアカウントの設定変更を承認したり、子どもの利用状況を確認したりするには、保護者がInstagramのペアレンタルコントロールを設定する必要があります。保護者と子どものアカウントを連携させると、次のようなことができるようになります。
子どもからの設定変更リクエストを承認・拒否する
1日の利用時間の上限を決める
夜間など、特定の時間帯の利用を制限する
過去7日間に、子どもが誰にメッセージを送ったかを確認する
2026年5月に追加された「コンテンツを制限」設定をオンにする
なお、保護者が子どものメッセージの内容を読むことはできません。子どもの安全とプライバシーのバランスを考えた設計になっています。
また、16〜17歳の子どもでも、保護者がより厳しい設定を望む場合は、ペアレンタルコントロールを設定できます。設定後は、保護設定を緩和する際に保護者の承認が必要になります。
2026年5月、導入以来最大のアップデート!
2026年5月から、13歳以上向け映画の基準を参考にした新しいコンテンツルールが日本でも適用されています。18歳未満には自動で適用され、保護者の許可なしには解除できません。

2026年5月からの新しいコンテンツ基準
非表示の拡大:強い言葉づかいや危険なスタントなども対象に
フォローの制限:不適切な投稿を続けるアカウントとは、フォロー・DM・コメントが双方向でできない
検索・リンクの制限:アルコールなどの語句をブロック、基準外の投稿リンクはDMで開けない
「コンテンツを制限」:保護者向けの、さらに厳しい設定
アカウント運用にはどんな影響がある?
ティーン層にも届けたいアカウントは、次の3点に注意しましょう。
DMはフォロー関係が前提:つながりのない相手からのDMは届きません
メンション施策は要注意:フォロー外のアカウントはメンションできません
プロフィールの表現も見直す:不適切な投稿が続くと、ティーンとのつながりが制限されます

つまり、ティーン層に向けた運用では、一度に多くの人へ届けることよりも、フォローやコメントをきっかけに少しずつ関係を深めていくことがより重要になります。
そこで役立つのが、ソーシャルモアのDM自動化です。投稿にコメントしてくれたユーザーや、特定のキーワードを送ってくれたユーザーに、必要な情報を自動で送信できます。ティーンアカウントの仕様上、すべてのユーザーにDMが届くとは限りませんが、投稿を見て持った興味を、フォローやその後のコミュニケーションにつなげる導線づくりに活用できます。
あわせて、ソーシャルモアのインサイト機能で、フォロワーの年齢層や投稿ごとの反応を確認してみましょう。ティーン層の割合が高いアカウントであれば、DMやメンションに頼りすぎない施策を考えるきっかけにもなります。
Instagramのティーンアカウントは、13〜17歳のユーザーに自動で適用される保護の仕組みです。非公開設定やDM・メンションの制限、利用時間の管理などが標準で適用され、2026年5月からは13歳以上向け映画のレーティングを参考にした、より厳しいコンテンツ基準も導入されています。
10代のユーザーにとっては窮屈に感じる部分もあるかもしれませんが、知らない人からのDMが届かない、攻撃的なコメントがフィルタリングされるといった仕組みは、安心してInstagramを楽しむための大切な土台です。
アカウントを運用する側にとっても、ティーンアカウントの仕組みを理解し、その制限を踏まえて運用することが大切です。フォロワーの年齢層や反応を確認しながら、ユーザーに合ったコミュニケーションの方法を見直していきましょう。



